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記憶の糸
それぞれの暮らし それぞれの理念
それぞれあるから それぞれが変わって
分かり合いたい 話し合いたいけど
僕らの日常は 忙しい

どこかへ繋がって どこかで交わって
誰かと過ごした いくつもの時間は
こんがらがったり ひとつになったり
僕らの関係は 目まぐるしくも変わる

言葉にするたび 色褪せてくものがあるよ

聞こえてるかい 心の声は そこに誰か潜んでいるんだろう
誰でもない自分自身が 変わらない自分を変えよう


記憶の糸を手繰り寄せると
清純にも不純にも見える僕がかくれんぼ

白と黒 飽和した世界に佇むよ

疑うかい その心は 誰かが作っているのかい
誰でもない自分自身が その景色に色を足すんだよ

それぞれの暮らし それぞれの理念
それぞれの幸福  それぞれの価値
それぞれの世界  それぞれの記憶
それぞれの色で  それぞれが

記憶の糸を手繰り寄せると
清純にも不純にも見える僕が かくれんぼ


〜”記憶の糸”のエピソード・想い〜

2009年作詞・作曲。
ひきこもりに関する、NHKのドキュメンタリー番組を見て作った詞。

高校を卒業してから20年、自分の部屋に引きこもり続けている人がいました。
家族ともずっと顔を合わせておらず、周囲との繋がりを断ち切った世界。
汚されることのない、純粋な世界なのだろうけど、
寂しいモノクロの世界だと思いました。

皆、普段色んな事柄に影響を受けてながら生活していると思いますが、
良くも悪くもそれらを取り入れることで、新たな色が自分の景色に加わる。

人間関係・生活環境、行動理念や価値観。
今までの自分の”記憶の糸”を辿れば、
純粋だった自分が羨ましかったり、淀んだ自分を嫌ったり。

振り返ると色んな自分が見え隠れしますが、
どんな自分も最後には納得できるように、
”自分らしく生きよう”というメッセージを込めて、歌っている歌です。
author:南本智哉, category:Song, 03:41
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